
住宅ローン金利が上昇する時代 毎月の返済額だけでなく「元金の減り方」も確認を
住宅を購入するとき、多くの方が住宅ローンの「毎月返済額」を確認します。
「月々10万円なら払えそう」
「現在の家賃とあまり変わらない」
という考え方です。
もちろん毎月返済額は重要ですが、住宅ローン金利が上昇する時代には、もう一つ確認しておきたいことがあります。
それが、
「毎月の返済によって、住宅ローンの元金がどのくらい減っていくのか」
という視点です。
────────────
住宅ローンの返済額は「元金+利息」
住宅ローンの毎月返済額は、大きく分けると元金と利息で構成されています。
同じ10万円を返済していても、そのすべてが借入残高を減らしているわけではありません。
金利が高くなれば、一般的には返済額の中で利息が占める部分も大きくなります。
そのため住宅ローンを比較するときには、
「毎月いくら払うか」だけでなく、「そのうち元金はいくら減るのか」
も確認してみましょう。
────────────
変動金利では返済額がすぐ変わらない場合もあります
変動型住宅ローンでは、一般的に定期的な金利の見直しがあります。
一方、元利均等返済では、金融機関や商品によって「5年ルール」や「125%ルール」が設けられている場合があります。
その場合、金利が上昇しても毎月返済額がすぐには増えないことがあります。
しかし、返済額が変わらないからといって、金利上昇の影響がないわけではありません。
利息部分が増えれば、その分だけ元金の減り方が遅くなることがあります。
また、こうしたルールはすべての住宅ローンにあるわけではありません。
住宅ローンを選ぶときには、自分が検討している商品の仕組みを金融機関へ確認することが大切です。
────────────
「今の家賃と同じだから買える」とは限りません
例えば現在の家賃が月10万円で、住宅ローンの返済額も月10万円なら、
「今と同じ負担で住宅を購入できる」
と思うかもしれません。
しかし住宅を所有すると、固定資産税や火災保険、将来の修繕費なども必要になります。
マンションであれば、管理費や修繕積立金などもあります。
さらに変動金利を利用する場合には、将来の金利上昇も考えておく必要があります。
現在の家賃と住宅ローン返済額だけを比較して購入予算を決めないことも大切です。
────────────
金利が上がったら「借入額を少なくする」という方法も
住宅ローン金利は購入者自身で決めることはできません。
しかし、借入額は住宅選びによって調整できる場合があります。
例えば、
新築から中古へ。
駅徒歩10分から15分へ。
土地面積を少し小さくする。
マンションと戸建を比較する。
探す地域を少し広げる。
といった方法です。
金利上昇時には、
「どの金利を選ぶか」だけでなく、「そもそもいくら借りるのか」
から考えてみることも住宅購入の一つの方法です。
────────────
東松山市・比企郡で住宅を購入するときにも
FFP不動産コンサルティング株式会社では、東松山市・比企郡を中心に埼玉県内・東京都内で、土地、新築戸建、中古戸建、マンションなどの購入相談を承っています。
住宅ローン金利が上昇すると、
「もっと上がる前に買った方がよいのでは」
と考えることもあるかもしれません。
しかし、将来の金利を正確に予測することはできません。
それよりも、
「金利が多少変わっても無理なく返済できる借入額なのか」
を考える方が現実的です。
住宅ローンを検討するときには、毎月返済額だけを見るのではなく、金利が上昇した場合の返済や元金の減り方まで確認する。
そして無理がある場合には、物件価格や希望条件を少し見直してみる。
住宅ローン金利が動く時代だからこそ、**「いくら借りられるか」ではなく「無理なく返し続けられるか」**を基準に住宅を選ぶことが大切ではないでしょうか。
※本コラムは住宅購入および住宅ローンについて一般的な情報をご紹介するものです。住宅ローンの適用金利、返済額の見直し方法、5年ルール・125%ルール等の取扱いは金融機関や商品、契約内容によって異なります。具体的な住宅ローンについては借入先金融機関等へご確認ください。
監修・執筆:FFP不動産コンサルティング
代表 藤本 元純
