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最近流行の「ネット銀行」ってどうなの???

Q&A

藤本 元純

筆者 藤本 元純

不動産キャリア30年

私の信条である「健全な価値観」に基づいて取り組んでおります
☆お客様のペースに合わせたメール応接
☆建物内覧は、原則【現地集合・現地解散】
☆ご相続発生前後の不動産売却コンサルティングもお任せください
☆約30年の実務経験、知識、知恵、人脈をフル活用
☆責任を持って徹底サポートをお約束
宜しくお願い致します。

Q.
最近流行の「ネット銀行」ってどうなの???

A.

一言で申し上げれば「安い」です。

ただし、メリットとデメリットがありますので、それぞれ記載します。



 

メリット

 

金利・諸費用(団体信用生命保険等)では安いです。

ネット銀行にもよりますが、どんなリアル金融機関も勝てない安さが有ります。

 

 

デメリット(3つ)

 

1.審査のハードルが高い。

  上記でも記載した通り「安い」がメリットです。

  安い理由はいわゆる「属性の良い方」に融資をするからです。

  属性の良い方とは例えば、

  「医師」「弁護士・会計士」「国家公務員」「その他年収1千万円以上」の方などです。

  都市銀行の中でもより厳格な審査基準と何ら変わらない厳しさです。

 実際に通常の会社員で40歳年収500万円の方がネット審査をしたところ、

 即日融資否認のメールが届いた事実がございました。。。

 

2.申し込んでから融資可能か不可能かの審査に時間がかかる。  

  待たされたのに、審査の結果が「融資不可」もあり得ます。

  一方、通常の金融機関で有れば、

  事前審査段階で、早ければ3日以内に返事が得られます。

  長くても2週間程度です。 

 

 

3.申込み手続きから決済まで、全てお客様ご自身で手続きを行って頂く必要があります。  

  これがとても大変な作業です。

  通常の金融機関での手続きでしたら弊社が代行できるのですが、

  ネット銀行という性質上、お客様ご本人様が直接ネット経由で手続きを行う必要があるのです。  

  例えばお客様のお仕事が金融関係や不動産関係で、PCスマホに精通していたらそれほどプレッシャーにはなら

  ないと思いますが、普通はなかなか辛い作業ではないかと心配されるところかと思います。

 

 

実際どうなの???

 そうですね、確かにメチャ安いですが、

 それ以上にデメリットが契約上の障害になっているのも事実です。 

 実際には、ネット銀行を検討したくても断念せざるを得ないケースが多いです。

 つまり、審査の返事が遅すぎるため、

 契約が買主の債務不履行(契約違反)になってしまうからです。

 これがネット銀行の最大の欠点なのです。。。

 ネット銀行が検討出来る契約内容とは、

 契約後から引渡しまで余裕があり、

 かつ、融資承認期日も契約後一定期間以上確保に応じてくれる売主で有れば、

 スケジュール的にはネット銀行も可能です。

 ただし、ネット銀行という性質上、手続きの全てをお客様で行って頂かざるを得ないのです

 何かが滞ってしまうと買主が責められてしまい、同時に違約解除の危険性もあるので、

 ネット銀行を希望される場合は、事前に各不動産会社の担当者様に相談をお勧めします。

 おそらく、ネット銀行ではなく通常の金融機関を勧めるかもしれませんが。。。

 なぜなら、ネット銀行利用を購入の条件にすると、

 契約内容が極めて不安定になるため、

 売主が契約に応じてくれないケースも多いからなのです

 

 ネット銀行って言うのに、なんでこんなに時間がかかるのか。。。

 リスクやデメリットばかりなので、

 再度メリットを挙げておきます。

 それは、安い。




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